(2024/09/17)
アドバンス・レジデンス投資法人が、第28期(2024年7月期)決算を発表した。 第28期は、「東京・スチューデントハウス武蔵小杉」等5物件を取得する一方、「レジディア北品川」を売却した。ポートフォリオ全体の期中平均稼働率は96.3%と前期より0.4ポイント低下したが、テナント入替時の賃料変動率は9.8%と過去最高となった。賃貸収入は増加したが、物件売却益の減少、リノベーション工事費用等の増加により、前期比2.5%減益。差引き660百万円を内部留保及び一時差異等調整積立金より取崩し、1口当たり分配金は5,925円と前期比0.4%増となった。 期末のポートフォリオは287物件、資産規模(取得額合計)は4,935億円、有利子負債比率は48.5%。 第29期(2025年1月期)は、「レジディア国立」を取得する。前期に取得した物件が通期寄与するが、物件売却益がなくなるため、前期比7.7%減益を見込む。内部留保及び一時差異等調整積立金より計1,265百万円を取崩し、1口当たり分配金は5,930円と前期を上回る見通し。 第30期(2025年7月期)は、金融コストが増加するが、既存物件の賃料や更新料収入の増加により、前期予想比1.0%増益を見込む。内部留保及び一時差異等調整積立金より計1,199百万円を取崩し、1口当たり分配金は5,935円となる見通し。 引き続き専有部のリノベーション工事を推進し賃料増額を図る。 当面の分配金目標として1口当たり6,000円を設定し、1口当たり利益の成長を目指す一方、内部留保の取崩しは縮小させる方向。
第28期実績 | 第29期予想 | 前期比 | 第30期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 18,694百万円 | 18,279百万円 | ▲2.2% | 18,573百万円 | 1.6% |
当期利益 | 7,830百万円 | 7,231百万円 | ▲7.7% | 7,304百万円 | 1.0% |
分配金総額 | 8,490百万円 | 8,497百万円 | 0.1% | 8,504百万円 | 0.1% |
1口当たり分配金 | 5,925円 | 5,930円 | 0.1% | 5,935円 | 0.1% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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