(2020/07/15)
アクティビア・プロパティーズ投資法人(API)が、第17期(2020年5月期)決算を発表した。 第17期は「恵比寿プライムスクエア」を取得する一方、「A-PLACE新橋駅前」を売却した。コロナ禍の影響を受け、「東急プラザ表参道原宿」等の商業施設及びホテル計4物件にて3月以降全館休業したため、固定賃料を減額。また物件売却益が減少したことから、前期比6.2%減益。1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は9,508円となった。 期末のポートフォリオは44物件、資産規模(取得額合計)は5,091億円、有利子負債比率は46.5%。 コロナ禍に伴い、飲食店やアパレルを中心とした商業施設のテナントより固定賃料の減額等の要請を受けている。APIは、テナントの事業継続性に配慮しながら、個別に条件交渉していく構え。なお、オフィスビルの影響は軽微。 第18期(2020年11月期)は、前期に取得した物件の通期稼働、オフィスビルの賃料増額を見込む一方、前期の物件売却益の反動減、更にコロナ禍の影響から商業施設の固定賃料及び歩合賃料の減額を保守的に織り込み、前期比4.9%減益、1口当たり分配金は9,040円となる見通し。 第19期(2021年5月期)は、コロナ禍を要因とするホテルの歩合賃料の減少、テナントの解約を想定する一方、オフィスビルの賃料増額、修繕費の減少により前期予想比2.7%増益、1口当たり分配金は9,280円となる見通し。
第17期実績 | 第18期予想 | 前期比 | 第19期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 14,984百万円 | 14,945百万円 | ▲0.3% | 14,921百万円 | ▲0.2% |
当期利益 | 7,332百万円 | 6,972百万円 | ▲4.9% | 7,157百万円 | 2.7% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
9,504円 | 9,040円 | ▲4.9% | 9,280円 | 2.7% |
1口当たり利益超過分配金 | 4円 | 0円 | ▲100.0% | 0円 | - |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
9,508円 | 9,040円 | ▲4.9% | 9,280円 | 2.7% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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