(2022/07/14)
アクティビア・プロパティーズ投資法人が、第21期(2022年5月期)決算を発表した。 第21期における物件取得はなし。オフィスの稼働率は97.0%と前期より0.3ポイント上昇した。前期に取得した物件が通期寄与したが、前期の物件売却益の反動減により、前期比0.3%減益。自己投資口の取得及び消却を行い、投資口数1.2%減少により、1口当たり分配金は9,510円と前期比1.6%増となった。 期末のポートフォリオは47物件、資産規模(取得額合計)は5,480億円、有利子負債比率は46.3%。 第22期(2022年11月期)は、「A-FLAG北心斎橋」と「ルオーゴ汐留(共有持分20%)」を売却する。汐留ビルディング及びA-PLACE品川東の大口テナント退去により、オフィスの稼働率が93.4%と前期より3.6ポイント低下する想定。これにより賃貸収益が大きく減少するが、2物件の売却益969百万円が寄与し、前期比0.5%増益を見込む。物件売却益の一部を内部留保とし、1口当たり分配金は9,300円となる見通し。 第23期(2023年5月期)は、「ルオーゴ汐留(共有持分29%)」を売却する。オフィスの稼働率は96.6%に改善する想定。物件売却益1,290百万円が寄与が、前期の解約違約金収入の反動減、修繕費の増加等により、前期予想比1.0%減益を見込む。物件売却益の一部を内部留保するも、1口当たり分配金は9,350円と前期予想比0.5%増となる見通し。 物件売却益や自己投資口取得実施により、当面の分配金下限目標を前期発表の9,200円から9,300円に引き上げた。 汐留ビルディングやA-PLACE品川東のテナント退去による一時的な収入減少の対策として、物件入替えによる売却益の内部留保を活用するとともに、第22期以降は、物件売却資金を活用して新たに物件を取得し、分配金向上を目指す。
第21期実績 | 第22期予想 | 前期比 | 第23期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 15,512百万円 | 15,882百万円 | 2.4% | 15,868百万円 | ▲0.1% |
当期利益 | 7,731百万円 | 7,773百万円 | 0.5% | 7,693百万円 | ▲1.0% |
分配金総額 | 7,727百万円 | 7,557百万円 | ▲2.2% | 7,597百万円 | 0.5% |
1口当たり分配金 | 9,510円 | 9,300円 | ▲2.2% | 9,350円 | 0.5% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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