(2019/12/13)
積水ハウス・リート投資法人が、第10期(2019年10月期)決算を発表した。 第10期は、投資口の追加発行を行い「赤坂ガーデンシティ」等、8物件を取得する一方、「エスティメゾン横浜」を売却した。これによる賃貸収益の増加、物件売却益804百万円が寄与し、前期比25.6%増益。一時差異等調整積立金より364百万円を取り崩す一方、物件売却益のうち775百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は1,631円と前期比2.3%増となった。 期末のポートフォリオは119物件、資産規模(取得額合計)は5,270億円、有利子負債比率は44.6%。 第11期(2020年4月期)は、前期に取得した物件が通期寄与するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期比8.1%減益を見込む。内部留保から155百万円を取崩し、1口当たり分配金は1,623円となる見通し。 第12期(2020年10月期)は、オフィスビルのパススルー契約の変更やホテルの歩合賃料が寄与し、前期予想比0.4%増益を見込む。内部留保より158百万円を取崩し、1口当たり分配金は1,630円となる見通し。 目標であった1口当たり分配金1,600円台の安定確保が見えてきたことから、新たな中期目標を設定。今後3年程度で1口当たり分配金1,800円台を目指す。
第10期実績 | 第11期予想 | 前期比 | 第12期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 14,683百万円 | 14,526百万円 | ▲1.1% | 14,765百万円 | 1.6% |
当期利益 | 7,405百万円 | 6,803百万円 | ▲8.1% | 6,831百万円 | 0.4% |
分配金総額 | 6,994百万円 | 6,958百万円 | ▲0.5% | 6,989百万円 | 0.4% |
1口当たり分配金 | 1,631円 | 1,623円 | ▲0.5% | 1,630円 | 0.4% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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