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積水ハウス・リート投資法人 (3309)

J-REIT銘柄情報

3309 積水ハウス・リート投資法人

積水ハウス・リート投資法人が第14期決算を発表、1口当たり実績分配金は1,803円

(2021/12/15)

積水ハウス・リート投資法人が、第14期(2021年10月期)決算を発表した。 第14期は、住宅の入替えを積極的に行い「プライムメゾン下北沢」等3物件を取得する一方、「エスティメゾン港北綱島」等9物件を売却した。ガーデンシティ品川御殿山、赤坂ガーデンシティのテナント退去により、ポートフォリオの47%を占めるオフィスの期中平均稼働率は98.3%と前期より1.3ポイント低下した。オフィスの稼働率低下やリッツ・カールトン京都の歩合賃料の減少により賃貸収益は減少したが、売却益2,817百万円が寄与し、前期比19.9%増益。一時差異等調整積立金及び圧縮積立金より計407百万円を取り崩す一方、物件売却益のうち1,195百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は1,803円と前期比7.6%増となった。 期末のポートフォリオは117物件、資産規模(取得額合計)は5,277億円、有利子負債比率は45.0%。 第15期(2022年4月期)は、投資口の追加発行を行い「赤坂ガーデンシティ」の追加等、3物件を取得する。オフィスの平均稼働率は97.6%と前期より0.7ポイント低下する想定。物件取得により賃貸収益は増加するが、前期の物件売却益の反動減に伴い、前期比21.3%減益を見込む。一時差異等調整積立金及び圧縮積立金より計822百万円を取崩すが、投資口数3.3%増により、1口当たり分配金は1,698円と前期比5.8%減となる見通し。 第16期(2022年10月期)は、オフィスの平均稼働率が99.7%と大きく改善する想定。第15期に取得する物件が通期寄与するが、オフィスの減収リスクを織り込み、前期予想比0.8%減益を見込む。一時差異等調整積立金及び圧縮積立金より計828百万円を取崩し、1口当たり分配金は1,688円となる見通し。なお、ホテル2物件の歩合賃料は第16期まで発生しない前提。 ホテルの歩合賃料の減少等コロナ禍を要因とする減収については、引き続き内部留保を活用し、当面は1口当たり分配金1,700円程度を維持する方針。

           
  第14期実績 第15期予想 前期比 第16期予想 前期比
営業収益 17,291百万円 14,748百万円 ▲14.7% 14,848百万円 0.7%
当期利益 8,520百万円 6,701百万円 ▲21.3% 6,650百万円 ▲0.8%
分配金総額 7,732百万円 7,524百万円 ▲2.7% 7,479百万円 ▲0.6%
1口当たり分配金 1,803円 1,698円 ▲5.8% 1,688円 ▲0.6%

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