(2023/06/16)
トーセイ・リート投資法人が、第17期(2023年4月期)決算を発表した。 第17期は、「サンハウス野並」を取得した。商業施設のテナント退去によりポートフォリオの期末稼働率は96.4%と前期より0.2ポイント低下。オフィスの稼働率は94.6%と前期より変動なし。新規物件の収益寄与、融資関連費用の減少等により、前期比1.2%増益。想定していた内部留保の取崩しを行わず、1口当たり分配金は3,682円となった。 期末のポートフォリオは60物件、資産規模(取得額合計)は790億円、有利子負債比率は48.1%。 併せてスポンサーであるトーセイを割当先とする第三者割当増資を発表した。第三者割当増資は3回目、2021年12月以来となる。発行口数は3,100口、1口当たり発行価額は131,300円。発行後の投資口数は0.9%増の364,605口となる。調達額407百万円は借入金の期限前弁済に充当する。 第18期(2023年10月期)は、ポートフォリオの期末稼働率が95.1%と前期より1.3ポイント低下する想定。水道光熱費収支が改善する一方、稼働低下による減収により、前期比3.5%減益を見込む。内部留保より20百万円を取り崩すも、投資口数の増加により、1口当たり分配金は3,580円と前期比2.8%減となる見通し。なお、期末の有利子負債比率は47.7%と前期より0.4ポイント低下する想定。 第19期(2024年4月期)は、ポートフォリオ全体の期末稼働率が95.2%を想定する。賃貸収入の増加により、前期予想比0.2%増益を見込む。内部留保より18百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,580円と前期予想と同額となる見通し。
第17期実績 | 第18期予想 | 前期比 | 第19期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 3,482百万円 | 3,496百万円 | 0.4% | 3,523百万円 | 0.8% |
当期利益 | 1,331百万円 | 1,284百万円 | ▲3.5% | 1,287百万円 | 0.2% |
分配金総額 | 1,331百万円 | 1,304百万円 | ▲2.0% | 1,305百万円 | 0.1% |
1口当たり分配金 | 3,682円 | 3,580円 | ▲2.8% | 3,580円 | 0.0% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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