(2020/03/16)
いちごホテルリート投資法人が、第9期(2020年1月期)決算を発表した。 第9期は「ホテルビスタプレミオ京都」「ネストホテル那覇」を売却した。大型台風の影響や日韓情勢悪化に伴う韓国人訪日客の減少により、変動賃料を採用する12物件の客室当たりの売上げが前年同期比13.9%減少した。賃貸収益は減少したが、物件売却益19.45億円が寄与し、前期比165%増益。物件売却益を全額分配し、1口当たり分配金は8,356円となった。 期末のポートフォリオは21物件、資産規模(取得額合計)は471億円、有利子負債比率は41.5%、変動賃料割合は34.9%。 第10期(2020年7月期)は「ホテルエミット渋谷」「下関駅西ワシントンホテルプラザ」を取得。2物件の収益が寄与するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期比73%減益を見込み、1口当たり分配金は2,216円となる見通し。 なお、新型コロナウイルスの影響は現時点で不明のため、業績予想に織り込んでいない。 第11期(2021年1月期)は、第10期に取得した物件の通期稼働により、前期予想比5.0%増益を見込み、1口当たり分配金は2,328円となる見通し。
第9期実績 | 第10期予想 | 前期比 | 第11期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 3,561百万円 | 1,474百万円 | ▲58.6% | 1,525百万円 | 3.5% |
当期利益 | 2,130百万円 | 565百万円 | ▲73.5% | 593百万円 | 5.0% |
1口当たり分配金 | 8,356円 | 2,216円 | ▲73.5% | 2,328円 | 5.1% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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