(2020/04/17)
ラサールロジポート投資法人が、第8期(2020年2月期)決算を発表した。 第8期は、投資口の追加発行を行い「ロジポート尼崎」等物流施設3物件を取得する一方、「ロジポート流山A棟」棟2物件を売却。これによる賃貸収益の増加、物件売却益729百万円、ロジポート尼崎のSPC償還による配当798百万円が寄与し、前期比29.1%増益。減価償却費の30%相当の利益超過分配を行い、投資口数が12.6%増加するも、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,670円と前期比14.7%増となった。 期末のポートフォリオは16物件、資産規模(取得額合計)は2,456億円、有利子負債比率は42.6%。 第9期(2020年8月期)は、前期の物件売却益及び配当の反動減により、前期比25.9%減益を見込む。減価償却費の30%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,792円となる見通し。なお、定期借家契約の満了を迎えるテナントは全て再契約が内定しており、賃料増加率は7.1%を見込む。 第10期(2021年2月期)は、当期利益を前期予想と同水準を見込み、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,794円となる見通し。 新型コロナウイルスによるポートフォリオの影響として、中国の生産及び物流の混乱により物資の入荷が一時減少したが、現在までに概ね改善。またテナント1社より賃料半額の支払猶予を承諾した。 景気不透明感が強まるなか、新規の物件取得は急がず、内部成長や物件入替えの検討により、引き続き年率4%超の分配金成長を目指す。
第8期実績 | 第9期予想 | 前期比 | 第10期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 8,758百万円 | 7,445百万円 | ▲15.0% | 7,440百万円 | ▲0.1% |
当期利益 | 4,759百万円 | 3,525百万円 | ▲25.9% | 3,524百万円 | ▲0.0% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
3,492円 | 2,586円 | ▲25.9% | 2,585円 | ▲0.0% |
1口当たり利益超過分配金 | 178円 | 206円 | 15.7% | 209円 | 1.5% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,670円 | 2,792円 | ▲23.9% | 2,794円 | 0.1% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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