(2024/10/15)
ラサールロジポート投資法人が、第17期(2024年8月期)決算を発表した。 第17期は、匿名組合出資や優先出資等計4件を行う一方、「ロジポート流山B棟」の12.5%を追加売却した。不動産賃貸収入は増加したが、SPC配当金収入の減少により、前期比5%減益。減価償却費の30%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,626円となった。 期末のポートフォリオは23物件、資産規模(取得額合計)は3,775億円、有利子負債比率は42.1%。 併せて「ロジポート川越」を売却することを発表した。現在の投資口市況の低迷を背景に、資本コストと投資口価格を意識した運用戦略を掲げるなか、最適な資金調達方法と投資主価値向上を目的に、継続的に物件売却を行う方針。本物件の売却額は130億円。2期に分割して売却する。売却先はスポンサーグループであるラサール不動産投資顧問が運用するファンド会社。 併せて自己投資口の取得を行うことを発表した。自己投資口の取得は2期連続となる。前期に行った自己投資口取得は、取得口数及び取得総額が想定を大きく下回り効果が小さかったため、今回取得する投資口数は上限80,900口(発行済投資口数の4.3%)、取得総額は上限112.8億円と前期より大幅増額し、買付期間を2025年10月までの一年間とする。2025年2月期中に取得した投資口は2025年2月28日に消却する予定。 第18期(2025年2月期)は、引き続き「ロジポート流山B棟」の12.5%を追加売却する。売却した物件の収益減少、借入れコストの増加を想定する一方、リーシング費用や修繕費の減少により、前期比0.4%増益を見込む。減価償却費の30%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過金含む)は3,637円となる見通し。 第19期(2025年8月期)は、「ロジポート流山B棟」の12.5%、「ロジポート川越」の20%を売却する。借入れコストの増加を想定するが、物件売却益の増加により、前期予想比1.4%増益を見込む。減価償却費の30%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,683円となる見通し。 ロジポート川越の残り80%持分は、第20期(2026年2月期)に売却する予定(業績予想は未公表)。 投資主還元強化を目的に新たな分配方針及び指標を発表。自己投資口の取得が上限に達しなかった場合、一時的に利益超過分配金を増額し、株主資本総還元率(ROE×総還元性向)8%を目標とする。
第17期実績 | 第18期予想 | 前期比 | 第19期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 12,782百万円 | 12,678百万円 | ▲0.8% | 12,903百万円 | 1.8% |
当期利益 | 6,307百万円 | 6,331百万円 | 0.4% | 6,420百万円 | 1.4% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
3,379円 | 3,392円 | 0.4% | 3,440円 | 1.4% |
1口当たり利益超過分配金 | 247円 | 245円 | ▲0.8% | 243円 | ▲0.8% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,626円 | 3,637円 | 0.3% | 3,683円 | 1.3% |
<売却> | |||||
物件名称 | ロジポート川越 | ||||
所在地 | 埼玉県川越市 | ||||
売却額 | 13,000百万円 | ||||
簿価(2024/8末) | 11,639百万円 | ||||
差額(売却額-簿価) | 1,361百万円 | ||||
売却日 | 2025年5月、11月(計2回) | ||||
売却先 | LJPF合同会社 |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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