(2020/09/16)
三井不動産ロジスティクスパーク投資法人が、第8期(2020年7月期)決算を発表した。 第8期は、投資口の追加発行を行い「MFLP堺」等、物流施設3物件を取得した。これにより前期比22.2%増益。投資口数が16.4%増加するも、1口当たり利益分配金は前期比5%増。減価償却費の20.6%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は6,977円となった。 期末のポートフォリオは18物件、資産規模(取得額合計)は2,050億円、有利子負債比率は30.2%。 併せて投資口の追加発行を発表した。公募増資は2期連続となる。 発行口数は96,190口、オーバーアロットメントによる売出口数は4,810口。これにより発行後の投資口数は22.9%増の542,000口となる予定。 調達額は505億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。 新たに取得する物件は「MFLP茨木」「MFLP川口Ⅰ」、2物件の取得額は計774億円。これにより資産規模は2,824億円に成長する。 第9期(2021年1月期)は、前期に取得した物件の通期稼働、上記2物件の収益が寄与し、前期比27.8%増益を見込む。投資口数が増加するも、1口当たり利益分配金は4%増となる。減価償却費の20.2%の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は7,217円となる見通し。 第10期(2021年7月期)は、第9期に取得する物件の通期稼働により、前期予想比2.7%増益を見込む。減価償却費の21.9%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は7,525円となる見通し。 また、2020年12月に竣工予定の「MFIP印西Ⅱ」(想定鑑定価格152億円)を2021年3月に取得するための協議を行う合意書を三井不動産と締結した。仮に取得した場合、資産規模は中期目標である3,000億円を概ね達成予定。
第8期実績 | 第9期予想 | 前期比 | 第10期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 6,363百万円 | 8,115百万円 | 27.5% | 8,977百万円 | 10.6% |
当期利益 | 2,734百万円 | 3,494百万円 | 27.8% | 3,589百万円 | 2.7% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
6,200円 | 6,447円 | 4.0% | 6,622円 | 2.7% |
1口当たり利益超過分配金 | 777円 | 770円 | ▲0.9% | 903円 | 17.3% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
6,977円 | 7,217円 | 3.4% | 7,525円 | 4.3% |
<取得> | |||||
物件名称 | MFLP茨木 | ||||
所在地 | 大阪府茨木市彩都あかね | ||||
取得金額 | 58,900百万円 | ||||
鑑定NOI利回り | 4.2% | ||||
還元利回り | 4.1% | ||||
竣工時期 | 2017年8月26日 | ||||
取得日 | 2020年10月6日 | ||||
売主 | 彩都特定目的会社 | ||||
<取得> | |||||
物件名称 | MFLP川口Ⅰ | ||||
所在地 | 埼玉県川口市領家 | ||||
取得金額 | 18,500百万円 | ||||
鑑定NOI利回り | 4.1% | ||||
還元利回り | 4.0% | ||||
竣工時期 | 2019年10月31日 | ||||
取得日 | 2020年10月6日 | ||||
売主 | 三井不動産(株) |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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