(2017/06/14)
投資法人みらいが、上場後初となる決算を発表した。第2期(平成29年4月期)の実質的な運用期間は、上場日である2016年12月16日からの136日間。上場時に「品川シーサイドパークタワー」等15物件(取得額1,007億円)を取得。当期純利益は1,036百万円、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,260円となった。 期末のポートフォリオは15物件、資産規模(取得額合計)は1,007億円、有利子負債比率は47.0%。 第3期(平成29年10月期)は、運用期間が6ヶ月間となる。固都税が増加する一方、運用期間の増加や、品川シーサイドのフリーレント解消、投資口発行費の減少等により、前期比44.6%増益を見込み、1口当たり分配金は5,100円となる見通し。 第4期(平成30年4月期)1口当たり分配金も5,100円となる見通し。 併せて中期経営計画を発表。上場後投資口価格が低迷しており、現状は増資が困難と認識。今後は中規模や都心部以外のオフィスビルへの投資を高める一方、保有する大規模オフィスビルは、スポンサーである三井物産グループが設立予定の私募REITに一部を売却して共同運用を検討する。また商業施設やホテルへの投資比率を高めることによってポートフォリオ利回りの向上を図り、3年後(2020年4月期)1口当たり分配金5,700円以上を目標とする。
第2期実績 | 第3期予想 | 前期比 | 第4期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 2,395百万円 | 3,397百万円 | 41.8% | 3,341百万円 | ▲1.6% |
当期利益 | 1,036百万円 | 1,498百万円 | 44.6% | 1,497百万円 | ▲0.1% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
2,524円 | 5,100円 | 102.1% | 5,100円 | 0.0% |
1口当たり利益超過分配金 | 736円 | 0円 | - | 0円 | - |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,260円 | 5,100円 | 56.4% | 5,100円 | 0.0% |
※第2期の実質運用期間: 2016/12/16-2017/04/30の136日間 |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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