(2021/12/13)
投資法人みらいが、第11期(2021年10月期)決算を発表した。 第11期における物件取得はなし。ポートフォリオの54.5%を占めるオフィスの期末稼働率は96.2%と前期より1.1ポイント低下。前期の物件売却益がなくなったが、前期に取得した物件の通期稼働により、前期比3.4%増益。1口当たり分配金は1,289円となった。 期末のポートフォリオは34物件、資産規模(取得額合計)は1,539億円、有利子負債比率は48.8%。 併せて投資口の追加発行を発表した。公募増資は2年ぶり。コロナ禍におけるディフェンシブ性の高い物件への入替えが終了し、資産規模拡大期のフェーズに移行する。 発行口数は104,000口、オーバーアロットメントによる売出口数は5,200口。これにより発行後の投資口数は6.6%増の1,771,440口となる予定。 調達額は57億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。 取得する物件は、オフィスビル、食品スーパーを核とした商業施設、中古車販売店舗の底地、整備工場の底地の計4物件、取得額は計106.5億円。引き続きディフェンシブ性の高いポートフォリオを構築する。これにより取得後のポートフォリオ全体の規模は6.9%増の1,645億円となる。 第12期(2022年4月期)は、新規4物件の収益が寄与し、前期比4.2%増益を見込むが、投資口数の増加により、1口当たり分配金は1,260円と前期比2.2%減となる見通し。 第13期(2022年10月期)は、新規4物件の通期稼働により、前期予想比1.9%増益を見込み、1口当たり分配金は1,285円となる見通し。
第29期実績 | 第30期予想 | 前期比 | 第31期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 5,113百万円 | 5,178百万円 | 1.3% | 5,366百万円 | 3.6% |
当期利益 | 2,143百万円 | 2,232百万円 | 4.2% | 2,275百万円 | 1.9% |
1口当たり分配金 | 1,289円 | 1,260円 | ▲2.2% | 1,285円 | 2.0% |
<取得> | |||||
物件名称 | 所在地 | 取得金額 | 還元利回り | 売主 | |
愛媛ビル・広島 | 広島市中区三川町 | 2,780百万円 | 4.50% | 芙蓉総合リース(株) | |
ツルミフーガ1 | 横浜市鶴見区豊岡町 | 5,300百万円 | 4.20% | 芙蓉総合リース(株) | |
ビッグモーター岐南店(底地) | 岐阜県羽島郡岐南町 | 1,080百万円 | 4.20% | 日本商業開発(株) | |
横浜大黒町整備工場(底地) | 横浜市鶴見区大黒町 | 1,490百万円 | 3.50% | 合同会社CTF1号 | |
合計 | 10,650百万円 |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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