(2024/04/19)
タカラレーベン不動産投資法人が、第12期(2024年2月期)決算を発表した。 第12期における物件取得はなし。オフィスの賃貸収入が増加、リーシング費用が減少する一方、減価償却費や投資主総会費用の増加により、当期利益は前期と同水準。将来の分配金安定化を目的に14百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は2,672円と前期比2.1%増となった。 期末のポートフォリオは63物件、資産規模(取得額合計)は1,321億円、有利子負債比率は47.1%と前期より変動なし。また2月に運用ガイドラインを変更し、住宅中心の総合型REITへポートフォリオの構築方針を変更した。 第13期(2024年8月期)は、投資口の追加発行を行い、「ラグゼナ東陽町」等7物件を取得。これにより前期比13.3%増益を見込む。投資口数が12.9%増加するも、1口当たり分配金は2,700円と前期比1%増となる見通し。 第14期(2025年2月期)は、賃貸収入が増加するが、減価償却費や支払利息等の増加により、前期予想比0.5%減益を見込む。内部留保より10百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,700円と前期予想と同額となる見通し。 上場時の目標である資産規模1,500億円を概ね達成したことから、今後は3,000億円を目指す。
第12期実績 | 第13期予想 | 前期比 | 第14期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 3,891百万円 | 4,316百万円 | 10.9% | 4,349百万円 | 0.8% |
当期利益 | 1,861百万円 | 2,108百万円 | 13.3% | 2,098百万円 | ▲0.5% |
分配金総額 | 1,847百万円 | 2,108百万円 | 14.1% | 2,108百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 2,672円 | 2,700円 | 1.0% | 2,700円 | 0.0% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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