(2024/02/15)
日本ビルファンド投資法人が、第45期(2023年12月期)決算を発表した。 第45期は、「淀屋橋フレックスタワー」等2物件を取得する一方、「NBF上野ビル」等2物件を売却した。ポートフォリオ全体の期中平均稼働率は97.4%と前期より0.4ポイント上昇した。物件売却益が減少したが、物件入替えに伴う賃貸収益の増加や水道光熱費の減少により、前期比0.9%増益。差引き48百万円を内部留保より取崩し、1口当たり分配金は11,500円と前期と同額となった。 期末のポートフォリオは69物件、資産規模(取得額合計)は1兆4,656億円、有利子負債比率は42.8%。 第46期(2024年6月期)は、「豊洲ベイサイドクロスタワー」を追加取得する一方、「グラントウキョウサウスタワー」と「パナソニック東京汐留ビル」を売却する。ポートフォリオ全体の期中平均稼働率は97.7%と前期より0.3ポイント上昇する想定。物件売却益5,089百万円が寄与し、前期比14.7%増益を見込む。差引き1,114百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は12,500円と8.7%増となる見通し。 第47期(2024年12月期)は、「つくば三井ビルディング」の売却により売却益4,688百万円が発生する。ポートフォリオ全体の期中平均稼働率は97.8%を想定。賃貸収益は増加するが、物件売却益の減少により、前期予想比1.3%減益を見込む。差引き1,663百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は12,000円となる見通し。
第45期実績 | 第46期予想 | 前期比 | 第47期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 47,349百万円 | 50,113百万円 | 5.8% | 50,419百万円 | 0.6% |
当期利益 | 19,513百万円 | 22,377百万円 | 14.7% | 22,077百万円 | ▲1.3% |
分配金総額 | 19,561百万円 | 21,262百万円 | 8.7% | 20,411百万円 | ▲4.0% |
1口当たり分配金 | 11,500円 | 12,500円 | 8.7% | 12,000円 | ▲4.0% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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