(2024/08/15)
日本ビルファンド投資法人が、第46期(2024年6月期)決算を発表した。 第46期は、「豊洲ベイサイドクロスタワー」を追加取得する一方、「グランドウキョウサウスタワー」の一部と「パナソニック東京汐留ビル」を売却した。 ポートフォリオ全体の期中平均稼働率は97.8%と前期より0.4ポイント上昇。物件売却益5,237百万円計上、修繕費の減少等により、前期比19.6%増益。差引き1,092百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は13,082円と前期比13.8%増となった。 期末のポートフォリオは68物件、資産規模(取得額合計)は1兆4,667億円、有利子負債比率は42.4%。 併せて投資口を分割することを発表した。新NISA開始に伴い新たな投資家層の拡大及び流動性向上を目的とする。9月30日を基準日として10月1日より投資口を5分割する。 第47期(2024年12月期)は、「つくば三井ビルディング」を売却する。ポートフォリオ全体の期中平均稼働率は98.0%と前期より0.2ポイント上昇する想定。賃貸収入は増加するが、物件売却益の減少、建物管理費の増加等により、前期比5.4%減益を見込む。差引き1,664百万円を内部留保とし、更に投資口5分割により、1口当たり分配金は2,400円(分割前換算12,000円)となる見通し。 第48期(2025年6月期)は、「NBF虎ノ門ビル」の建物を売却する。ポートフォリオ全体の期中平均稼働率は98.7%と前期予想比0.7ポイント上昇する想定。賃貸収入は増加するが、物件売却益の減少により、前期予想比19%減益を見込む。内部留保より2,531百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,400円と前期予想と同額となる見通し。 稼働率の上昇や賃料増額により、売却益を除いた1口当たり利益が第47期を底とし、第48期には目標であった2,100円(分割前換算10,500円)に改善する目処が立ったことから、今後の目標を2,200円(分割前換算11,000円)とする。
第46期実績 | 第47期予想 | 前期比 | 第48期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 50,254百万円 | 50,568百万円 | 0.6% | 45,640百万円 | ▲9.7% |
当期利益 | 23,344百万円 | 22,084百万円 | ▲5.4% | 17,880百万円 | ▲19.0% |
分配金総額 | 22,252百万円 | 20,411百万円 | ▲8.3% | 20,411百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 13,082円 | 2,400円 | - | 2,400円 | 0.0% |
※第47期より投資口5分割 |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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