(2017/04/13)
日本リテールファンド投資法人が、第30期(平成29年2月期)決算を発表した。 第30期は「Gビル高田馬場01」等、都市型商業施設2物件を追加取得する一方、「イオンモール香椎浜」残余持分を売却。前期に売却した物件の賃貸収入減や修繕費の増加により、賃貸収益は減少するが、前期の物件売却損がなくなるため、前期比7.8%増益。物件売却益のうち817百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は4,250円と前期と同額となった。 期末のポートフォリオは92物件、資産規模(取得額合計)は8,472億円、有利子負債比率は44.4%。 第31期(平成29年8月期)は、投資口の追加発行を行い「Gビル御堂筋01」等、都市型商業施設を中心に7物件取得する一方、「イトーヨーカドー上福岡東店」を売却。賃貸収益は増加するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期比4%減益を見込む。一時差異等調整積立金及び内部留保より計140百万円を取り崩し、投資口数が4.5%増加するも、1口当たり分配金は4,250円となる見通し。 第32期(平成30年2月期)は、前期に取得した物件の通期稼働や、支払利息の減少等が寄与し、前期予想比2.9%増益を見込む。一時差異等調整積立金31百万円を取り崩し、1口当たり分配金は4,330円となる見通し。 増資後の資産規模は8,867億円、うち都市型商業施設の割合は47.4%となる。中期的には、資産規模1兆円、1口当たり分配金は、現在のポートフォリオの内部成長及び財務コスト削減によって4,500円を目標とする。
第30期実績 | 第31期予想 | 前期比 | 第32期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 31,585百万円 | 31,040百万円 | ▲1.7% | 31,259百万円 | 0.7% |
当期利益 | 11,664百万円 | 11,195百万円 | ▲4.0% | 11,517百万円 | 2.9% |
分配金総額 | 10,846百万円 | 11,335百万円 | 4.5% | 11,548百万円 | 1.9% |
1口当たり分配金 | 4,250円 | 4,250円 | 0.0% | 4,330円 | 1.9% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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