(2019/02/20)
日本リテールファンド投資法人(JRF)が、大阪心斎橋8953ビルを8月に売却する。 大阪心斎橋8953ビルは、大阪市営地下鉄心斎橋駅より徒歩3分に位置する、東急ハンズ心斎橋店。JRFが2002年上場時より運用する。 テナントの東急ハンズとの契約交渉の中で、長期の賃貸借契約への切替えが難しいこと、仮に東急ハンズが退去した場合、後継テナントの入居には追加投資期間を要すること等を勘案し、売却を決定。 売却額は149億円と、鑑定価格(2018年8月時点)140億円を上回る。簿価との差額は約28億円となり、売却益が発生する。また売却により獲得した代金を、新たな物件取得に振り向ける予定。 これに伴い、第34期(2019年2月期)及び第35期(2019年8月期)業績予想を修正。 第34期は、期中に取得した3物件の収益寄与、川崎ルフロンのリニューアル費用の後ろ倒しにより、2018年10月に公表した業績予想に対し10%増益を見込む。これに伴い内部留保取崩額を1,772百万円から784百万円に減額し、1口当たり分配金は4,430円と変わらない見通し。 第35期は、大阪心斎橋ビルの売却益2,742百万円計上に伴い、前回予想比22.1%増益を見込む。売却益のうち363百万円を内部留保する一方、一時差異等調整積立金より31百万円を取崩し、1口当たり分配金は4,430円と変わらない見通し。 なお、業績予想の修正に伴い、第35期末時点の内部留保額は4,682百万円(1口当たり換算1,788円)となる。
<売却> | |||
物件名称 | 大阪心斎橋8953ビル | ||
所在地 | 大阪府大阪市中央区南船場 | ||
売却額 | 14,900百万円 | ||
簿価(売却時想定) | 12,038百万円 | ||
差額(売却額-簿価) | 2,862百万円 | ||
売却日 | 2019年8月30日 | ||
売却先 | 非開示 | ||
第34期予想 | (修正前) | 増減率 | |
営業収益 | 30,533百万円 | 30,221百万円 | 1.0% |
当期利益 | 10,812百万円 | 9,825百万円 | 10.0% |
分配金総額 | 11,597百万円 | 11,597百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 4,430円 | 4,430円 | 0.0% |
第35期予想 | (修正前) | 増減率 | |
営業収益 | 33,224百万円 | 30,296百万円 | 9.7% |
当期利益 | 11,929百万円 | 9,769百万円 | 22.1% |
分配金総額 | 11,597百万円 | 11,597百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 4,430円 | 4,430円 | 0.0% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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