(2023/10/19)
日本都市ファンド投資法人が、第43期(2023年8月期)決算を発表した。 第43期は、物件入替えを行い、「JMFレジデンス新横浜」等、住宅を中心に8物件を取得する一方、「Gビル南青山02」等3物件を取得した。物件売却益2,026百万円が寄与し、前期比0.5%増益。一時差異等調整積立金より255百万円を取り崩す一方、505百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は2,261円と前期比2.2%減となった。 期末のポートフォリオは132物件、資産規模(取得額合計)は1兆2,143億円、有利子負債比率は44.1%。 第44期(2024年2月期)は、「JMFレジデンス町田」を取得する一方、「イオンモール鶴見緑地」の一部等2物件を売却する。物件売却益の減少により前期比2.0%減益を見込む。一時差異等調整積立金より280百万円を取り崩す一方、151百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は2,270円と前期比0.4%増となる見通し。 第45期(2024年8月期)は、「JMFレジデンス浅草橋」等4物件を取得する一方、「イオンモール札幌苗穂」の一部を売却する。物件売却益の減少により、前期予想比4.7%減益を見込む。一時差異等調整積立金より387百万円及び圧縮積立金より336百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,250円となる見通し。 2021年3月に総合型REITへ転換後、資産入替フェーズとして物件入替えによって商業施設の投資比率を引き下げ、収益安定を目的としていたが、今後は成長フェーズと認識し、インフレを意識した物件取得や賃料増額によって分配金及びNAVの成長を目的とする。 なお、2024年3月と2025年9月に主要テナント退去が始まるツイン21において、1回目退去の上層階は95%埋め戻し、2回目退去の下層階は63%の埋め戻しを完了。
第43期実績 | 第44期予想 | 前期比 | 第45期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 41,405百万円 | 40,787百万円 | ▲1.5% | 39,760百万円 | ▲2.5% |
当期利益 | 16,051百万円 | 15,735百万円 | ▲2.0% | 15,001百万円 | ▲4.7% |
分配金総額 | 15,802百万円 | 15,865百万円 | 0.4% | 15,725百万円 | ▲0.9% |
1口当たり分配金 | 2,261円 | 2,270円 | 0.4% | 2,250円 | ▲0.9% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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