(2024/08/16)
日本プライムリアルティ投資法人が、第45期(2024年6月期)決算を発表した。 第45期は、「中野セントラルパークイースト」を取得した。MS芝浦ビルのテナント退去の影響により、フリーレントを反映した賃料稼働率は96.8%と前期より0.3ポイント低下したが、新規物件の賃貸収入が寄与し、前期比2.4%増益。内部留保より47百万円を取崩し、1口当たり分配金は7,600円と前期と同額となった。 期末のポートフォリオは68物件、資産規模(取得額合計)は5,258億円、有利子負債比率は42.9%。 第46期(2024年12月期)は、フリーレントを反映した賃料稼働率が96.0%と前期より0.8ポイント低下する想定。前期に取得した物件が通期寄与するが、MS芝浦ビルの稼働低下や修繕費の増加により、前期比0.4%減益を見込む。内部留保より178百万円を取崩し、1口当たり分配金は7,700円と前期比1.3%増となる見通し。 第47期(2025年6月期)は、MS芝浦ビルの稼働上昇や修繕費減少となる一方、原状回復費収入の減少等により、当期利益は前期と同水準を見込む。内部留保取崩額を278百万円に増額し、1口当たり分配金は7,800円と前期予想比1.3%増となる見通し。 オフィス市況の回復を背景に、下限分配金設定の安定重視から、分配金成長重視の戦略へ転換を図る。1口当たり分配金7,600円を起点に当面は年率2%程度の成長を目指す。
第45期実績 | 第46期予想 | 前期比 | 第47期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 17,644百万円 | 18,207百万円 | 3.2% | 17,847百万円 | ▲2.0% |
当期利益 | 7,530百万円 | 7,499百万円 | ▲0.4% | 7,499百万円 | 0.0% |
分配金総額 | 7,578百万円 | 7,677百万円 | 1.3% | 7,777百万円 | 1.3% |
1口当たり分配金 | 7,600円 | 7,700円 | 1.3% | 7,800円 | 1.3% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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