(2018/11/14)
グローバル・ワン不動産投資法人が、第30期(2018年9月期)決算を発表した。 第30期における物件取得はなし。固都税が増加する一方、賃料増額やフリーレント終了、減価償却費の減少が寄与し、前期比4.7%増益。投資口4分割により、1口当たり分配金は2,136円となった。 期末のポートフォリオは11物件、資産規模(取得額合計)は1,824億円、有利子負債比率は49.5%。 第31期(2019年3月期)は、引き続き賃料増額及びフリーレント終了により、前期比0.4%増益を見込み、1口当たり分配金は2,145円となる見通し。 第32期(2019年9月期)は、フリーレント終了が寄与し、前期予想比1.2%増益を見込み、1口当たり分配金は2,170円となる見通し。 旗艦物件であるTK南青山ビルの主要テナントである東急不動産が、2020年5月末を期限とする定期賃貸借契約を終了し、2019年8月を目処に本社を渋谷区道玄坂に移転する予定。後継テナントとして既に複数の候補先と商談中であり、現行の賃料を上回る契約を想定する。 当面の目標として、マーケット賃料とのギャップ解消に向けた賃料増額改定、ポートフォリオの質改善を目的とした物件入替えにより、1口当たり分配金2,250円を目指す。
第30期実績 | 第31期予想 | 前期比 | 第32期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 5,202百万円 | 5,196百万円 | ▲0.1% | 5,302百万円 | 2.0% |
当期利益 | 1,891百万円 | 1,900百万円 | 0.5% | 1,922百万円 | 1.2% |
1口当たり分配金 | 2,136円 | 2,145円 | 0.4% | 2,170円 | 1.2% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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