(2020/05/19)
グローバル・ワン不動産投資法人が、第33期(2020年3月期)決算を発表した。 第33期における物件取得はなし。旗艦物件であるTK南青山ビルの主要テナント入替えにより、楽天株式会社と10年間の定期賃貸借契約を締結。賃料水準は従来より15%上昇する。第33期は、前テナントの解約金収入が発生する一方、入替えに伴う減収や前期の物件売却益の反動減により、前期比13%減益。1口当たり分配金は2,359円と、物件売却益の内部留保を行った前期に対し3.3%減となった。 期末のポートフォリオは11物件、資産規模(取得額合計)は1,911億円、有利子負債比率は47.1%。 第34期(2020年9月期)は、前期に発生した解約金収入がなくなるが、フリーレントの終了、既存物件の賃料増額、修繕費等の減少により、前期比1.8%増益を見込み、1口当たり分配金は2,400円となる見通し。 第35期(2021年3月期)は、豊洲プライムスクエアでテナント退去が発生する一方、賃料増額、フリーレントの終了、外部委託料や支払利息減少により、1口当たり分配金は2,400円と前期予想と同額を見込む。 なお、新型コロナウイルスによる影響として、保有物件のうち6物件に飲食店を中心とした店舗44件(ポートフォリオ全体の賃料収入に占める割合は3%程度)が存在し、そのうち22件より賃料減額要請を受けている。テナントの売上状況や仮に退店した場合の新たなテナント確保のリスクを勘案し、個別に対応する。業績予想には一定の減収リスクを織り込み済。
第33期実績 | 第34期予想 | 前期比 | 第35期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 5,859百万円 | 5,748百万円 | ▲1.9% | 5,688百万円 | ▲1.0% |
当期利益 | 2,269百万円 | 2,309百万円 | 1.8% | 2,309百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 2,359円 | 2,400円 | 1.7% | 2,400円 | 0.0% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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