(2022/10/24)
グローバル・ワン不動産投資法人が、物件入替えを行う。 取得する物件は、JR札幌駅北口より徒歩5分に位置する、2021年6月竣工、9階建のオフィスビル。取得時点のテナントは9社、稼働率は100%を想定。取得額は170億円。売主は芙蓉総合リース。 一方、売却する物件は、千代田区大手町にある「大手町ファーストスクエア」。売却額は270億円。売却先はダイビル。築30年経過し、修繕費増加による収益低下リスクを考慮し、築浅の物件と入れ替える。これにより売却益35億円を得るとともに、ポートフォリオの平均築年数が18.5年から16.4年へ低下、NOI利回りが4.3%から4.5%へ向上する。なお、分配金の平準化を目的に5期に分割して売却する。 これに伴い第39期(2023年3月期)業績予想を修正。大手町ファーストスクエアの持分の25%を売却する。これによる売却益881百万円が寄与し、5月に公表した業績予想に対し35%増益を見込む。300百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は2,860円と19.2%増となる見通し。 第40期(2023年9月期)以降の業績予想は未公表。
<取得> | |||
物件名称 | THE PEAK SAPPORO | ||
所在地 | 北海道札幌市北区北十条西 | ||
取得金額 | 17,000百万円 | ||
想定NOI利回り | 3.5% | ||
還元利回り | 3.6% | ||
竣工時期 | 2021年6月1日 | ||
取得日 | 2022年12月7日 | ||
売主 | 芙蓉総合リース(株) | ||
<売却> | |||
物件名称 | 大手町ファーストスクエア | ||
所在地 | 東京都千代田区大手町 | ||
売却額 | 27,000百万円 | ||
簿価(2022/3末) | 23,196百万円 | ||
差額(売却額-簿価) | 3,804百万円 | ||
売却日 | 2022年12月、2023年9月、2024年3月、9月、10月(5回) | ||
売却先 | ダイビル(株) | ||
第39期予想 | (修正前) | 増減率 | |
営業収益 | 6,641百万円 | 5,564百万円 | 19.4% |
当期利益 | 3,014百万円 | 2,229百万円 | 35.2% |
分配金総額 | 2,714百万円 | 2,277百万円 | 19.2% |
1口当たり分配金 | 2,860円 | 2,400円 | 19.2% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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