(2021/01/15)
ユナイテッド・アーバン投資法人が、第34期(2020年11月期)決算を発表した。 第34期は、「レッドウッド成田ディストリビューションセンター」を取得、「西新橋1丁目ビル」の持分50%を売却した。 コロナ禍の影響により、ホテル及び飲食系の商業施設を中心に賃料減額となる一方、前期に取得した物件の通期稼働、物件売却益1,893百万円が寄与し、前期比0.2%増益。一時差異等調整積立金より77百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,119円となった。 期末のポートフォリオは130物件、資産規模(取得額合計)は6,564億円、有利子負債比率は42.3%。 第35期(2021年5月期)は「虎ノ門ヒルズ森タワー」等3物件を取得、西新橋1丁目ビルの持分残を売却する。また引き続きコロナ禍の影響として、2,496百万円の賃料減額及び変動賃料の減少を見込む。新規物件の賃貸収益の増加が寄与し、前期比0.3%増益を見込む。一時差異等調整積立金より77百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,130円となる見通し。 第36期(2021年11月期)は、コロナ禍の影響として1,626百万円の減収リスクを織り込む。賃貸収入は改善を見込む一方、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比12.5%減益を想定する。一時差異等調整積立金より77百万円、また内部留保より1,115百万円をそれぞれ取崩し、1口当たり分配金は3,100円となる見通し。 なお、コロナ禍における分配方針を新たに公表した。 コロナ禍の影響を受ける第38期(2022年11月期)まで、1口当たり分配金の下限を3,100円に設定し、利益が満たない場合は内部留保を充当する。 仮に、物件売却益や賃貸収入の増加により、1口当たり利益が3,100円を上回る場合には、内部留保せず分配金を増額する予定。
第34期実績 | 第35期予想 | 前期比 | 第36期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 23,945百万円 | 24,216百万円 | 1.1% | 23,183百万円 | ▲4.3% |
当期利益 | 9,650百万円 | 9,683百万円 | 0.3% | 8,475百万円 | ▲12.5% |
分配金総額 | 9,726百万円 | 9,760百万円 | 0.3% | 9,666百万円 | ▲1.0% |
1口当たり分配金 | 3,119円 | 3,130円 | 0.4% | 3,100円 | ▲1.0% |
PR
PR
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
---|---|---|
2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
* 当サイトはJ-REIT(不動産投資信託)の情報提供を目的としており、投資勧誘を目的としておりません。 * 当サイトの情報には万全を期しておりますがその内容を保証するものではなくまた予告なしに内容が変わる(変更・削除)することがあります。 * 当サイトの情報については、利用者の責任の下に行うこととし、当社はこれに係わる一切の責任を負うものではありません。 * 当サイトに記載されている情報の著作権は当社に帰属します。当該情報の無断での使用(転用・複製等)を禁じます。