(2019/05/22)
森トラスト総合リート投資法人が、第34期(2019年3月期)決算を発表した。 第34期における物件取得はなし。天神プライムのテナント入替えやイトーヨーカドー湘南台店の契約見直しより減収となるが、仲介手数料の減少等により、前期比0.7%増益。当初見込んでいた内部留保の取崩しを行わず、1口当たり分配金は3,666円と前期を0.4%上回った。 期末のポートフォリオは15物件、資産規模(取得額合計)は3,240億円、有利子負債比率は47.2%。 第35期(2019年9月期)は、テナント入居や賃料増額改定による増収、修繕費の減少が寄与する一方、大崎MTビルのテナント退去、固都税の増加により、前期比0.2%減益を見込み、1口当たり分配金は3,660円となる見通し。 第36期(2020年3月期)は、修繕費が増加する一方、テナント入居や賃料増額改定、支払利息の減少が寄与し、前期予想比0.4%増益を見込み、1口当たり分配金は3,676円となる見通し。 なお、旗艦物件である東京汐留ビルディング(オフィス部分)のエンドテナントであるソフトバンクグループが2020年度中に退去する予定。本物件は、スポンサーの森トラストとマスターリース契約を締結しており、契約満了となる2020年4月まで賃料の変動はなし。契約満了後の運用方針は再契約の選択を含めて今後検討する。
第34期実績 | 第35期予想 | 前期比 | 第36期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 8,771百万円 | 8,830百万円 | 0.7% | 8,854百万円 | 0.3% |
当期利益 | 4,839百万円 | 4,831百万円 | ▲0.2% | 4,853百万円 | 0.5% |
1口当たり分配金 | 3,666円 | 3,660円 | ▲0.2% | 3,676円 | 0.4% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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