(2021/06/21)
フロンティア不動産投資法人が、投資口の追加発行を行う。公募増資は約2年ぶり。 発行口数は28,792口、オーバーアロットメントによる売出口数は1,440口。これにより発行後の投資口数は5.9%増の541,000口となる予定。 調達額は135億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。 取得する物件は「三井ショッピングパークららぽーと新三郷」の追加持分等、商業施設3物件、取得額は計221.1億円。アフターコロナを見据え、都市型商業施設も取得する。これによりポートフォリオ全体の規模は6.5%増の3,611億円となる。 これらに伴い業績予想を修正。 第34期(2021年6月期)は、コロナ禍の影響による減収リスクが当初想定を下回ったことにより、2月に公表した業績予想に対し1.6%増益を見込み、1口当たり分配金は10,700円となる見通し。 上記の公募増資及び物件取得が反映される第35期(2021年12月期)は、新規3物件の収益が寄与し、前回予想比7.9%増益を見込む。投資口数が増加するも、1口当たり分配金は10,750円と1.9%増となる見通し。 併せて第36期(2022年6月期)業績予想を公表。固都税が増加する一方、コロナ禍の減収リスクの縮小、減価償却費や金融費用の減少により、前期予想比0.5%増益を見込み、1口当たり分配金は10,810円となる見通し。
<取得> | ||||
物件名称 | 所在地 | 取得金額 | 還元利回り | 売主 |
三井ショッピングパークららぽーと 新三郷(本体棟追加) |
埼玉県三郷市 新三郷ららシティ |
10,300百万円 | 4.70% | SMFLみらいパートナーズ(株) |
銀座5丁目グローブ | 東京都中央区銀座 | 5,620百万円 | 2.80% | 三井不動産(株) |
竹下通りスクエア | 東京都渋谷区神宮前 | 6,190百万円 | 3.50% | 三井不動産(株) |
合計 | 22,110百万円 | |||
第34期予想 | (修正前) | 増減率 | ||
営業収益 | 10,766百万円 | 10,664百万円 | 1.0% | |
当期利益 | 5,470百万円 | 5,386百万円 | 1.6% | |
1口当たり分配金 | 10,700円 | 10,540円 | 1.5% | |
第35期予想 | (修正前) | 増減率 | ||
営業収益 | 11,358百万円 | 10,794百万円 | 5.2% | |
当期利益 | 5,817百万円 | 5,388百万円 | 8.0% | |
1口当たり分配金 | 10,750円 | 10,550円 | 1.9% | |
第36期予想 | (第35期予想) | 増減率 | ||
営業収益 | 11,392百万円 | 11,358百万円 | 0.3% | |
当期利益 | 5,848百万円 | 5,817百万円 | 0.5% | |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
10,810円 | 10,750円 | 0.6% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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