(2021/05/17)
平和不動産リート投資法人が、投資口の追加発行を行う。公募増資は5年半ぶり。 発行口数は53,100口、オーバーアロットメントによる売出口数は2,700口。これにより発行後の投資口数は5.6%増の1,055,733口となる予定。 調達額は85億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。 取得する物件は、「大崎CNビル」等、オフィスビル1物件、住宅3物件の計4物件、取得額は計87.7億円。売主はスポンサーである平和不動産。これによりポートフォリオ全体の規模は4.8%増の1,929億円となる。 これらに伴い第40期(2021年11月期)業績予想を修正。第39期(2021年5月期)中に取得した4物件の通期稼働、上記の新規4物件の賃貸収益が寄与し、1月に公表した業績予想に対し7.1%増益を見込む。一時差異等調整積立金より318百万円を取崩し、投資口数が増加するも、1口当たり分配金は2,850円と1.8%増となる見通し。 併せて第41期(2022年5月期)業績予想を発表。新規4物件の通期稼働により、前期予想比3.1%増益を見込む。一時差異等調整積立金より235百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,850円と前期予想と同水準となる見通し。 なお、増資及び物件取得後の有利子負債比率は44.3%となり、第38期(2020年11月期)末の45.6%より低下する見込み。
<取得> | ||||
物件名称 | 所在地 | 取得金額 | 還元利回り | 売主 |
大崎CNビル | 東京都品川区大崎 | 5,160百万円 | 3.70% | 平和不動産(株) |
HF正光寺赤羽レジデンスⅡ | 東京都北区岩淵町 | 1,690百万円 | 4.50% | 平和不動産(株) |
HF八広レジデンス | 東京都墨田区八広 | 1,220百万円 | 4.50% | 平和不動産(株) |
HF世田谷上町レジデンス | 東京都世田谷区世田谷 | 700百万円 | 3.80% | 平和不動産(株) |
合計 | 8,770百万円 | |||
第40期予想 | (修正前) | 増減率 | ||
営業収益 | 6,630百万円 | 6,307百万円 | 5.1% | |
当期利益 | 2,689百万円 | 2,510百万円 | 7.1% | |
分配金総額 | 3,008百万円 | 2,799百万円 | 7.5% | |
1口当たり分配金 | 2,850円 | 2,800円 | 1.8% | |
第41期予想 | (第40期予想) | 増減率 | ||
営業収益 | 6,708百万円 | 6,630百万円 | 1.2% | |
当期利益 | 2,773百万円 | 2,689百万円 | 3.1% | |
分配金総額 | 3,008百万円 | 3,008百万円 | 0.0% | |
1口当たり分配金 | 2,850円 | 2,850円 | 0.0% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
---|---|---|
2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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