(2023/07/14)
平和不動産リート投資法人が、第43期(2023年5月期)決算を発表した。 第43期は、「ステージ錦」等オフィスビル1物件、住宅5物件を取得する一方、「グレイスビル泉岳寺前」の残持分を売却した。賃貸収入が増加したが、住宅の修繕費、固都税、資産運用報酬等の増加により、前期比0.2%減益。83百万円を内部留保する一方、一時差異等調整積立金より44百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,160円と前期比1.0%増となった。 期末のポートフォリオは125物件、資産規模(取得額合計)は2,210億円、有利子負債比率は47.3%。 第44期(2023年11月期)は、投資口の追加発行を行い、「北浜一丁目平和ビル」等オフィスビル2物件を取得する一方、「HF八丁堀レジデンスⅢ」を売却する。これによる賃貸収益と物件売却益602百万円が寄与し、前期比2.0%増益を見込む。20百万円を内部留保する一方、一時差異等調整積立金より45百万円を取崩し、投資口数が3.3%増加するも、1口当たり分配金は3,180円と前期比0.6%増となる見通し。 第45期(2024年5月期)は、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比16.1%減益を見込むが、一時差異等調整積立金より631百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,200円と前期予想比0.6%増となる見通し。 引き続き中期目標である1口当たり分配金3,300円、資産規模3,000億円を目指す。
第43期実績 | 第44期予想 | 前期比 | 第45期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 8,049百万円 | 8,263百万円 | 2.7% | 7,698百万円 | ▲6.8% |
当期利益 | 3,558百万円 | 3,631百万円 | 2.1% | 3,048百万円 | ▲16.1% |
分配金総額 | 3,519百万円 | 3,656百万円 | 3.9% | 3,679百万円 | 0.6% |
1口当たり分配金 | 3,160円 | 3,180円 | 0.6% | 3,200円 | 0.6% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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