(2024/05/20)
平和不動産リート投資法人が、投資口の追加発行を行う。公募増資は1年ぶり。 発行口数は42,800口、オーバーアロットメントによる売出口数は2,200口。これにより発行後の投資口数は3.9%増の1,194,933口となる予定。 調達額は58億円を見込み、新規物件の取得資金に充当する。 併せて「北浜一丁目平和ビル」の共有持分と「北2条ビル」を取得することを発表した。2物件の取得額は計25.65億円。売主はともにスポンサーである平和不動産。 増資後及び公表済の物件入替えのポートフォリオ全体の規模は2,376億円、有利子負債比率は45.6%となる予定。 これらに伴い第46期(2024年11月期)業績予想を修正。新規2物件の収益が寄与し、3月に公表した業績予想に対し2.9%増益を見込む。一時差異等調整積立金より47百万円を取崩し、更に内部留保の取崩額を202百万円に増額し、投資口数が増加するも、1口当たり分配金は3,400円と1.2%増となる見通し。 併せて第47期(2025年5月期)業績予想を発表した。新規物件の収益が通期寄与するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比18.4%減益を見込む。一時差異等調整積立金より47百万円を、更に内部留保より933百万円をそれぞれ取崩し、1口当たり分配金は3,425円と前期予想比0.7%増となる見通し。 引き続き中期目標である1口当たり分配金3,800円、資産規模3,000億円を目指す。
<取得> | ||||
物件名称 | 所在地 | 取得金額 | 還元利回り | 売主 |
北浜一丁目平和ビル | 大阪市中央区北浜 | 1,130百万円 | 3.70% | 平和不動産(株) |
北2条ビル | 札幌市中央区北二条東 | 1,535百万円 | 3.90% | 平和不動産(株) |
合計 | 2,665百万円 | |||
第46期予想 | (修正前) | 増減率 | ||
営業収益 | 8,740百万円 | 8,651百万円 | 1.0% | |
当期利益 | 3,812百万円 | 3,706百万円 | 2.9% | |
分配金総額 | 4,062百万円 | 3,862百万円 | 5.2% | |
1口当たり分配金 | 3,400円 | 3,360円 | 1.2% | |
第47期予想 | (第46期予想) | 増減率 | ||
営業収益 | 8,065百万円 | 8,740百万円 | ▲7.7% | |
当期利益 | 3,111百万円 | 3,812百万円 | ▲18.4% | |
分配金総額 | 4,092百万円 | 4,062百万円 | 0.7% | |
1口当たり分配金 | 3,425円 | 3,400円 | 0.7% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
---|---|---|
2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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