(2016/12/14)
ケネディクス・オフィス投資法人が、第23期(平成28年10月期)決算を発表した。 第23期は「KDX新日本橋駅前ビル」と「KDX日本橋江戸通ビル」を取得。これによる賃貸収益や、既存物件のフリーレント解消、賃料増額改定が寄与する一方、前期の物件売却益がなくなったことから、前期比4.4%減益。当初想定していた内部留保の取り崩しを行わず、1口当たり分配金は11,365円と前期を6.1%上回った。 期末のポートフォリオは99物件、資産規模(取得額合計)は3,983億円、有利子負債比率は43.1%。 第24期(平成29年4月期)は、「アーク森ビル」「西新橋TSビル」を取得する一方、「ビュレックス虎ノ門」「KDX日本橋兜町ビル」を売却。更に3物件の売却を予定(契約未締結)。これに伴い、物件売却益16.6億円、物件売却損16.59億円が発生する見込み。売却損益を相殺するも、賃貸収益の増加や金利コストの低下が寄与し、前期比1.2%増益を見込み、1口当たり分配金は11,500円となる見通し。 従来の中期目標であった巡航分配金11,000円を達成したことから、今後の目標として巡航分配金12,500円を目指す。
第23期実績 | 第24期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 13,491百万円 | 14,978百万円 | 11.0% |
当期利益 | 4,601百万円 | 4,656百万円 | 1.2% |
1口当たり分配金 | 11,365円 | 11,500円 | 1.2% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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