(2020/06/15)
ケネディクス・オフィス投資法人(KDO)が、第30期(2020年4月期)決算を発表した。 第30期は「土佐堀プライム」「KDX神田駅前ビル」を取得。これら2物件の賃貸収益、既存物件の賃料増額、KDX虎ノ門一丁目ビルの大口テナントのフリーレント終了等が寄与し、前期比5.7%増益。1口当たり分配金は14,412円となった。 期末のポートフォリオは99物件、資産規模(取得額合計)は4,328億円、有利子負債比率は42.9%。 第31期(2020年10月期)は、新型コロナウイルスの影響に伴い一時的な減収を想定するが、前期に取得した物件の通期稼働、既存物件の賃料増額、季節変動に伴う水光熱費収入の増加等により、前期比0.6%増益を見込み、1口当たり分配金は14,500円となる見通し。 第32期(2021年4月期)は、KDX横浜関内ビルの大口テナントが退去予定。また空室期間やフリーレントの長期化の影響から既存物件の減収を想定。これにより前期比2.4%減益を見込み、1口当たり分配金は14,150円となる見通し。 なお、新型コロナウイルスの影響として、飲食店やサービス業を中心に131社(全テナントの12%)より賃料の減免及び支払猶予の要請を受けている。KDOは、テナントの経済状況を確認した上で、一定期間経過後の減免額の回収を条件に交渉する方針。仮に新型コロナウイルスの影響が深刻化し大幅な減収となる場合は、内部留保27.75億円(1口当たり6,476円)の活用を検討する。
第30期実績 | 第31期予想 | 前期比 | 第32期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 15,272百万円 | 15,631百万円 | 2.4% | 15,350百万円 | ▲1.8% |
当期利益 | 6,175百万円 | 6,213百万円 | 0.6% | 6,063百万円 | ▲2.4% |
1口当たり分配金 | 14,412円 | 14,500円 | 0.6% | 14,150円 | ▲2.4% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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