(2017/06/14)
いちごオフィスリート投資法人が、第23期(平成29年4月期)決算を発表した。 第23期は「いちご渋谷宇田川町ビル」を取得する一方、「いちごサービスアパートメント高輪台」等4物件を売却した。既存物件の増収や物件売却益37百万円が寄与し、前期比6.2%増益。物件売却益を内部留保する一方、一時差異等調整積立金より370百万円を取崩し、1口当たり分配金は1,923円と前期を1%上回った。 期末のポートフォリオは82物件、資産規模(取得額合計)は1,898億円、有利子負債比率は45.7%。 第24期(平成29年10月期)は「ウィン五反田ビル」等オフィスビル3物件を取得。これによる賃貸収益が寄与し、前期比3.5%増益を見込む。一時差異等調整積立金より250百万円を取崩し、1口当たり分配金は1,930円と前期を0.4%上回る見通し。 第25期(平成30年4月期)は、大型テナントの退去により減収を見込む一方、営業費用や融資関連費用の減少により、前期予想比1.1%増益を見込む。一時差異等調整積立金より238百万円を取崩し、1口当たり分配金は1,940円となる見通し。 今後も物件入替え、オフィスビル以外の物件売却を推進し、ポートフォリオの質の向上を目指す。
第23期実績 | 第24期予想 | 前期比 | 第25期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 7,352百万円 | 7,462百万円 | 1.5% | 7,338百万円 | ▲1.7% |
当期利益 | 2,615百万円 | 2,706百万円 | 3.5% | 2,735百万円 | 1.1% |
分配金総額 | 2,946百万円 | 2,957百万円 | 0.4% | 2,973百万円 | 0.5% |
1口当たり分配金 | 1,923円 | 1,930円 | 0.4% | 1,940円 | 0.5% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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