(2018/12/14)
いちごオフィスリート投資法人が、第26期(2018年10月期)決算を発表した。 第26期は「ウィン第2五反田ビル」「MIFビル」「いちご内本町ビル」を取得した。これにより賃貸収益が増加するが、前期の物件売却益がなくなったため、前期比32%減益。一時差異等調整積立金より105百万円を取り崩し、1口当たり分配金は2,014円と前期を2.5%上回った。 期末のポートフォリオは85物件、資産規模(取得額合計)は1,999億円、有利子負債比率は47.6%。 併せて都内のオフィスビル計2物件の取得、町田市及び新横浜の商業施設計2物件の売却を発表した。これによりポートフォリオ規模は2,030億円になり、オフィス比率は94.6%に上昇する。また物件売却益6.4億円が発生する。 第27期(2019年4月期)は、物件売却益が寄与し、前期比22.9%増益を見込む。税務上の繰越欠損金を活用して売却益のうち3.7億円を内部留保する。1口当たり分配金は2,215円と前期を10%上回る見通し。 第28期(2019年10月期)は、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比16.3%減益を見込む。一時差異等調整積立金より105百万円を取り崩し、1口当たり分配金は2,070円となる見通し。
第26期実績 | 第27期予想 | 前期比 | 第28期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 7,632百万円 | 8,356百万円 | 9.5% | 7,708百万円 | ▲7.8% |
当期利益 | 2,980百万円 | 3,664百万円 | 23.0% | 3,067百万円 | ▲16.3% |
分配金総額 | 3,086百万円 | 3,394百万円 | 10.0% | 3,172百万円 | ▲6.5% |
1口当たり分配金 | 2,014円 | 2,215円 | 10.0% | 2,070円 | ▲6.5% |
<取得> | |||||
物件名称 | 所在地 | 取得金額 | 想定NOI利回り | 還元利回り | 売主 |
いちご南大塚ビル | 東京都豊島区 | 2,780百万円 | 4.57% | 4.00% | 非開示 |
いちご乃木坂ビル | 東京都港区 | 3,315百万円 | 4.07% | 3.50% | 非開示 |
合計 | 6,095百万円 | ||||
<売却> | |||||
物件名称 | 所在地 | 売却額 | 簿価 | 差額 (売却額-簿価) |
売却先 |
いちご町田イーストビル | 東京都町田市 | 3,600百万円 | 1,270百万円 | 652百万円 | 非開示 |
いちご新横浜アリーナ通りビル | 神奈川県橫浜市 | 1,677百万円 | 非開示 | ||
合計 | 3,600百万円 | 2,947百万円 | 652百万円 |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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