(2024/01/22)
大和証券オフィス投資法人が、第36期(2023年11月期)決算を発表した。 第36期における物件取得はなし。ポートフォリオ全体の期中平均稼働率は97.1%と前期より0.1ポイント上昇。賃貸収益は増加したが、前期の物件売却益がなくなったため、前期比12.8%減益。内部留保より359百万円を取り崩し、1口当たり分配金は13,700円と前期と同額となった。 期末のポートフォリオは58物件、資産規模(取得額合計)は4,625億円、有利子負債比率は43.1%。 第37期(2024年5月期)は、「S-GATE FIT日本橋馬喰町」を取得する。期中平均稼働率は96.5%と前期より0.6ポイント低下する想定。修繕費が減少するが、水道光熱費収入の減少、減価償却費の増加等により、前期比0.4%減益を見込む。内部留保より382百万円を取崩し、1口当たり分配金は13,700円となる見通し。 併せて投資口を分割するを発表した。6月1日より投資口1口を2口に分割する。 第38期(2024年11月期)は、神田須田町二丁目開発プロジェクトが完了し、建物を取得する。Daiwa笹塚タワーのテナント退去等により期中平均稼働率は94.3%と前期予想より2.2ポイント低下する想定。これに伴う減収や、減価償却費及び固都税の増加により、前期予想比3.9%減益を見込む。内部留保より621百万円を取崩し、分割前換算の1口当たり分配金は13,700円、分割後換算の1口当たり分配金は6,850円となる見通し。 引き続き開発物件の早期稼働、既存物件の収益向上により、内部留保を活用せず1口当たり巡航分配金13,700円(分割後換算6,850円)の早期達成を目指す。
第36期実績 | 第37期予想 | 前期比 | 第38期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 13,646百万円 | 13,614百万円 | ▲0.2% | 13,876百万円 | 1.9% |
当期利益 | 6,192百万円 | 6,169百万円 | ▲0.4% | 5,930百万円 | ▲3.9% |
分配金総額 | 6,552百万円 | 6,551百万円 | ▲0.0% | 6,551百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 13,700円 | 13,700円 | 0.0% | 6,850円 | - |
※第38期より投資口2分割 |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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