(2020/07/16)
阪急阪神リート投資法人が、第30期(2020年5月期)決算を発表した。 第30期は「芝浦ルネサイトタワー」等3物件を取得する一方、「コーナン広島中野東店」の底地等2物件を売却。コロナ禍を起因とする都市型商業施設及びホテルの休業により100百万円の減収、またコーナン広島中野東店の売却損400百万円が発生する一方、「ホテルグレイスリー田町」の物件売却益668百万円が寄与し、前期比5.7%増益。物件売却益のうち221百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は3,039円と前期比4.3%減となった。 期末のポートフォリオは32物件、資産規模(取得額合計)は1,698億円、有利子負債比率は44.1%。 第31期(2020年11月期)は、「高槻城西ショッピングセンター」の敷地一部を追加取得する一方、「ホテルグレイスリー田町」の残持分を売却する。引き続きコロナ禍の影響で、賃料減額や空室期間を考慮し、168百万円の減収を想定する。また物件売却益の減少により、前期比10.6%減益を見込む。ホテルグレイスリー田町の売却益75百万円のうち57百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は2,920円と前期比3.9%減となる見通し。 第32期(2021年5月期)は、前期の物件売却益がなくなるため、前期比2%減益を見込むが、内部留保を行わず、1口当たり分配金は2,940円と前期予想比0.7%増となる見通し。
第30期実績 | 第31期予想 | 前期比 | 第32期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 6,460百万円 | 5,966百万円 | ▲7.6% | 5,874百万円 | ▲1.5% |
当期利益 | 2,333百万円 | 2,086百万円 | ▲10.6% | 2,044百万円 | ▲2.0% |
分配金総額 | 2,112百万円 | 2,029百万円 | ▲3.9% | 2,043百万円 | 0.7% |
1口当たり分配金 | 3,039円 | 2,920円 | ▲3.9% | 2,940円 | 0.7% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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