(2016/11/15)
日本賃貸住宅投資法人が、第21期(平成28年9月期)決算を発表した。 第21期における物件取得はなし。前期に取得した物件が通期寄与する一方、固都税、修繕費、減価償却費等の増加により、前期比3.2%減益。内部留保より52百万円と取り崩すが、1口当たり分配金は1,700円と前期を1.3%下回った。 期末のポートフォリオは201物件、資産規模(取得額合計)は2,202億円、有利子負債比率は51.2%。 第22期(平成29年3月期)は「知事公館前タワーレジデンス」を取得。これによる増収に加え、支払利息や融資関連費用の減少により、前期比4.3%増益を見込み、1口当たり分配金は1,740円となる見通し。 第23期(平成29年9月期)は、前期予想比1.1%増益を見込む。第23期より一時差異等調整積立金を毎期均等償却することにより、第23期は68百万円を取り崩し、1口当たり分配金は1,800円となる見通し。 なお、初めて中期目標を公表した。当面の資産規模目標を2,500億円とし、第22期以降3年間で、1口当たり分配金1,900円~2,000円を目指す。
第21期実績 | 第22期予想 | 前期比 | 第23期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 8,133百万円 | 8,189百万円 | 0.7% | 8,217百万円 | 0.3% |
当期利益 | 2,735百万円 | 2,853百万円 | 4.3% | 2,884百万円 | 1.1% |
分配金総額 | 2,788百万円 | 2,853百万円 | 2.3% | 2,952百万円 | 3.5% |
1口当たり分配金 | 1,700円 | 1,740円 | 2.4% | 1,800円 | 3.4% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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