(2017/11/15)
日本賃貸住宅投資法人が、第23期(平成29年9月期)決算を発表した。 第23期は「HS梅田EAST」等レジデンス3物件を取得、「アブレスト新大阪」を売却した。営業費用が増加する一方、物件売却益383百万円計上、前期の物件売却損がなくなったこと、融資関連費用の減少等が寄与し、前期比12.1%増益。物件売却益のうち310百万円を内部留保する一方、一時差異等調整積立金の均等償却(毎期67百万円)を開始し、1口当たり分配金は1,920円と前期を1%上回った。 期末のポートフォリオは199物件、資産規模(取得額合計)は2,259億円、有利子負債比率は51.8%。 第24期(平成30年3月期)は、前期の物件売却益がなくなるため、前期比12.2%減益を見込む。物件売却益の内部留保の均等償却31百万円、一時差異等調整積立金の均等償却67百万円を加算するも、1口当たり分配金は1,875円と前期を2.3%下回る見通し。 第25期(平成30年9月期)は、支払利息及び融資関連費用の減少により、前期予想比3%増益を見込む。物件売却益の内部留保及び一時差異等調整積立金の均等償却計98百万円を加算し、1口当たり分配金は1,930円と前期予想を2.9%上回る見通し。 引き続き、資産規模2,500億円、第27期(平成31年9月期)までの2年間で巡航ベースの分配金1,900~2,000円を目指す。
第23期実績 | 第24期予想 | 前期比 | 第25期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 8,675百万円 | 8,192百万円 | ▲5.6% | 8,215百万円 | 0.3% |
当期利益 | 3,391百万円 | 2,978百万円 | ▲12.2% | 3,066百万円 | 3.0% |
分配金総額 | 3,148百万円 | 3,075百万円 | ▲2.3% | 3,165百万円 | 2.9% |
1口当たり分配金 | 1,920円 | 1,875円 | ▲2.3% | 1,930円 | 2.9% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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