REIT注目記事
2016年01月28日
日本リート投資法人の考え方 ~エンジニアリング・マネジメント~ 2/4
物件訪問:双日リートアドバイザーズ株式会社オフィス
――エントランスホール~会議室エリア
エレベータから降りると明らかに築年数の経ったオフィスビルというイメージではなく、洗練されたバリューアップ空間となっています。
重厚な石垣が見事にインテリアされたエントランスホールです。
(石垣のイメージは、『分散を効かせながらリスク耐性の強いポートフォリオを構築する』という日本リート投資法人のコンセプト)
更に進むと、木・石・鉄といった素材によって“和”をイメージした会議室が左右に配置されたエリア。
むき出しの白く塗られている天井は高く広がりが感じられます。また印象的な足元のLEDライトは、交換点検を考えなくて良くコスト削減(省エネ化・ECO化等)が図られています。古いビルの空間を技術的に省スペースで利用できるようにすることで、エンジニアリング・マネジメントによるバリューアップ投資の提案を行っています。
奥にはシンボリックなモニュメントと、斜めに刀で切られたイメージの斬新な格子は、エントランスから伸びる和の空間をより引き立てています。
会議室は大小様々あり、壁から天井、照明など演出が工夫されています。
ここでも、古いビルならではの大きな梁などを目立たせないようにする為に、天井を抜くなどの工夫を行っています。
次ページ≫開放感と情報共有の場所