いちご不動産投資法人が投資口の追加発行、3棟取得を発表

(2013/05/09)

いちご不動産投資法人（IRE）が投資口の追加発行を行う。IREの公募増資は2011年11月に合併して以来初めてとなる。発行口数は90,000口、オーバーアロットメントによる売出し9,000口。これにより発行後の総投資口数は11.7%増の941,823口となる見込み。調達資金は63億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。取得する物件は、オフィスビル2棟、商業施設1棟。3棟の取得額は計86.5億円。これによりIREの資産規模は8.3%増の1,129億円となる。これらに併せて第15期（平成25年4月期）業績予想の修正及び第16期（平成25年10月期）業績予想を発表した。第15期は融資関連費用の増加により従来予想比8%減益となるが、剰余金より809百万円を取り崩すことにより1口当たり分配金は1,430円と従来予想を0.7%上回る見通し。上記公募増資及び物件取得が反映される第16期は、3棟取得の収益寄与、またリファイナンスによる支払利息の減少を見込み、前期予想比230%増益。剰余金より97百万円を取り崩し、1口当たり分配金は1,490円と前期予想を4%上回る見通し。