いちごオフィスリート投資法人が第22期決算を発表、1口当たり実績分配金は1,904円

(2016/12/15)

いちごオフィスリート投資法人が、第22期（平成28年10月期）決算を発表した。 第22期は、投資口の追加発行を行い「いちご池之端ビル」等オフィスビル13物件(取得額計292億円）を取得する一方、「いちご横須賀ビル」を売却。賃貸収益は増加するが、物件売却益の減少や融資手数料の増加により、前期比0.8％減益。内部留保より454百万円を取り崩し、投資口数が8.2％増加するも、1口当たり分配金は1,904円と前期を9.4％上回った。 期末のポートフォリオは85物件、資産規模（取得額合計）は1,910億円、有利子負債比率は46.0％。 第23期（平成29年4月期）は「いちご宇田川町ビル」を取得。前期の物件売却益がなくなる一方、前期に取得した物件の通期稼働や既存物件の賃料増額改定、融資手数料の減少が寄与し、前期比3.8％増益を見込む。内部留保より370百万円を取り崩し、1口当たり分配金は1,910円と前期を0.3％上回る見通し。 第24期（平成29年10月期）は、既存物件の増収により前期予想比1.3％増益を見込む。内部留保より349百万円を取り崩し、1口当たり分配金は1,920円となる見通し。