大和ハウス・レジデンシャル投資法人と大和ハウスリート投資法人が合併

(2016/04/15)

大和ハウス工業をスポンサーとする大和ハウス・レジデンシャル投資法人（DHI）と大和ハウスリート投資法人（DHR）が9月1日に合併する。DHIが存続投資法人となり、DHRを吸収合併し、商号を大和ハウスリート投資法人へ変更する。合併比率は、DHRの投資口1口に対し、DHIの投資口2.2口を割り当てる。合併後は、内部成長が期待できるホテルやオフィスビルを加えた総合REITへ転換し、規模拡大により運用の柔軟性を高める構え。また合併により正ののれん約445億円（見込み）が発生し、これを20年間定額で償却する。DHIはニューシティ・レジデンス投資法人との合併による負ののれんを内部留保しているため、本合併後は内部留保を取り崩して分配する予定。併せて合併後となる9月28日に複合施設や物流施設、レジデンス、商業施設等計6棟（取得額172億円）を取得する。これらを併せて合併後の資産規模（取得額合計）は単純合計で5,068億円となり、REIT全53銘柄中7番目の規模となる予定。これらに伴い合併後となる第22期（平成29年2月期）及び第23期（平成29年8月期）業績予想を発表。第22期当期純利益は5,017百万円を見込む。のれん償却費相当額及び合併報酬相当額として2,046百万円を内部留保より取り崩し、1口当たり分配金は4,650円となる見通し。第23期は前期の合併費用がなくなるため、前期予想比20％増益を見込む。のれん償却費相当額1,113百万円を内部留保より取り崩し、1口当たり分配金は4,700円となる見通し。これを合併前の予想分配金と比較すると、DHIの場合4.2％増加、DHRの場合14.9％増加する見込み。