大和証券リビング投資法人が投資口追加発行、住宅6物件とヘルスケア施設1物件を取得

(2022/09/09)

大和証券リビング投資法人が、投資口の追加発行を行う。公募増資は1年ぶり。 発行口数は53,333口、オーバーアロットメントによる売出口数は2,667口。これにより発行後の投資口数は2.5％増の2,260,890口となる予定。 調達額は63億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。 取得する物件は、「グランカーサ南千住」等住宅6物件、ヘルスケア施設1物件の計7物件、取得額は計160億円。これにより取得後のポートフォリオ全体の規模は4.7％増の3,617億円となる。 これらに伴い、第34期（2023年3月期）業績予想を修正。上記7物件取得により、5月に公表した業績予想に対し3.5％増益を見込む。投資口数が増加するも、1口当たり利益は0.9％増となる。一時差異等調整積立金より156百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,200円となる見通し。 併せて第35期（2023年9月期）業績予想を公表。上記7物件を含めた新規8物件が通期寄与するが、グランカーサ緑地公園の一棟貸契約の終了による減収、固都税や修繕費の増加により、前期予想比2.5％減益を見込む。一時差異等調整積立金の取崩額を277百万円に増額し、1口当たり分配金は2,200円と前期予想と同額となる見通し。 なお、グランカーサ緑地公園は、企業への一括貸契約又は個別契約により、2024年3月末までに巡航稼働に回復する想定。減収分は内部留保を活用するため分配金への影響はなし。