スマートフォン版を表示

2015年07月23日

「REITキーマンに聞く!」株式会社星野リゾート・アセットマネジメント 隆 哲郎 氏

「REITキーマンに聞く!」今回は、株式会社星野リゾート・アセットマネジメント 隆 哲郎 氏にホテル(観光)業界とファンドの特徴をインタビュー形式でお話していただきました。

――今のお話の中で、一歩先を行っていると思えるのが「飛騨・高山」などがあると思います。どちらかというと秘境的なイメージでアクセスも比較的しづらい場所なのに、外国の方を集め、リピーターも多いという状況があるのですが、星野リゾートでは他に注目されている都市などはあるのでしょうか?

例えば、星野リゾートでは以前からアジアの方を対象に日本の旅の目的を尋ねるアンケートを行っています。温泉やショッピング等はもちろん挙がりますが、興味深い回答として「雪」があります。星野リゾートでも北海道のトマムに運営施設がありますが、冬場は多くのアジアの方にお越しいただいています。
またアンケートの中で、「富士山」という回答も大変多くなります。この結果を元に星野リゾートでは、富士山を眺めることを目的とした宿を今年オープンします。星のやブランドの「星のや 富士」です。「富士山を最も綺麗に眺められる場所に旅館をつくりたい」という思いで開発してきました。
最近目にした記事ですが、山梨県の宿泊者数の伸びが京都を抑えてトップだったというものがありました。まさに予測してきたニュースでして、富士山は海外のお客様から、観光地の行先の目玉になってきていると感じます。
「星のや 富士」では、富士山を外に出て眺めてもらいたいと思いから、「グランピング※」をコンセプトにしています。「グランピング」とは造語で、優雅にキャンプしていただくことを表現しています。

※グランピング:「glamorous」と「camping」から成る造語で、アウトドアを楽しむ新しい旅のスタイルです。 「星のや 富士」サイト引用

――そのような素敵なコンセプトを作る際、アイデアを誰がどのような意思決定の基で作り上げているのでしょうか?

星野リゾートでは、施設のオープンに合わせてコンセプトを何にするかを徹底的に話し合うコンセプト委員会という場が設けられます。コンセプト委員会では、現地のスタッフから委員を募り、支配人とともに多くの時間を使って話し合います。
これから運営するメンバーの中からコンセプトが生まれますので、その後の推進力は圧倒的に違うものになります。

1|2|3|4|5|6
  • PR

  • PR

決算発表動画
物件取得価格ランキング
1 新宿三井ビルディング 1,700億円
2 飯田橋グラン・ブルーム 1,389億円
3 六本木ヒルズ森タワー 1,154億円
4 汐留ビルディング 1,069億円
5 東京汐留ビルディング 825億円
株価値上り率ランキング
1 オリックス不動産 +0.79%
2 CREロジ +0.79%
3 アクティビア +0.61%
* 当サイトはJ-REIT(不動産投資信託)の情報提供を目的としており、投資勧誘を目的としておりません。
* 当サイトの情報には万全を期しておりますがその内容を保証するものではなくまた予告なしに内容が変わる(変更・削除)することがあります。
* 当サイトの情報については、利用者の責任の下に行うこととし、当社はこれに係わる一切の責任を負うものではありません。
* 当サイトに記載されている情報の著作権は当社に帰属します。当該情報の無断での使用(転用・複製等)を禁じます。