「REITキーマンに聞く!」今回は、株式会社星野リゾート・アセットマネジメント 隆 哲郎 氏にホテル(観光)業界とファンドの特徴をインタビュー形式でお話していただきました。
上場までは私も含め、弊社は6名の社員でしたので、社長の秋本や投資運用部長の金谷を中心に、狭い執務室の中、少人数で馬車馬のごとく頑張ったことを今でも思い出します。また、150億円という小規模なサイズ感だったこと、木造旅館をREITに組み入れるという、驚天動地な取組だったことで、周囲からは「星野リゾートの上場なんて無理」と言われたこともあります。ただ、星野リゾートとしてのREITを何としても成功させて、ニッポンの観光を盛り上げたい、という強い意思がありましたので、いろいろな苦労はありましたが、関係者の皆さまのお力もいただき、無事上場できたのだと感じています。日本初の観光特化型リートを立ち上げた意義は非常に大きかったかと思います。
また150億円の規模で上場し、その後資産規模は倍以上になりましたが、REITの固定費は同様には増えません。スモールサイズでの上場は、成長したときの分配金への影響が大きくなる可能性が高いので、投資家の方からすると外部成長が期待できるREITであれば、投資妙味があり、面白いと思います。
現在、三菱東京UFJ銀行、日本政策投資銀行、三井住友銀行、足利銀行、静岡銀行の5行から融資いただいています。有難いことに、各行とも、私たちのスローガンである「ニッポンの観光産業の成長の果実を享受できる仕組みを作る」という大義にご賛同いただけていると感じています。
なお、我々のポートフォリオは地方色が強いですので、今後も地方にあるホテル・旅館の取得の際には、それぞれの地域の金融機関とタッグを組んでいければと思います。
個人投資家の比率は、上場時は50%程度ありましたが、現在は25%程度になっています。個人で投資されている方の中には、もともと星野リゾート施設のファンという方や、星野リゾートグループの社長の考え方や情熱に共感されている方がいらっしゃるようです。
今年1月の投資主総会では、170名ほどの方に来ていただいたのですが、もともと50名から70名程度を想定していたので、うれしい誤算でした。総会後の運用状況報告会では、多くの投資主の方から応援やご意見をいただき、皆さまの期待を強く感じました。
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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