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2017年03月20日

特集!インフラ投資法人「いちごグリーンインフラ投資法人」インタビュー(3)

今回は、いちご投資顧問株式会社 グリーンインフラ本部長 日色 隆善氏にファンドの特長に関してインタビュー形式でお話していただきました。

――パネル故障などの懸念も個人投資家の方はもたれていないでしょうか。

パネル自体はメーカーによる長期保証が付いていますし、考えられる風水害に関しては保険をつけています。また、専門家によるハザードレポートの分析をもとに、東海地震の可能性から地震確率が高い場所として13発電所中1つは地震保険もかけています。このように、いちごグリーンでは、その地域に応じて考え得るリスクへの対応を行っています。

また対策として非常に堅固な設備を作っています。
北海道では雪が落ちるようにパネルの角度を30度にしており、かつ雪が架台の下に溜まるように架台も手前側が約2m、高いところは約4mと、非常に大きな設備となっています。

よほどの豪雪でなければ、パネルが雪に埋まって発電できないという事態にはなりません。また、パネル自体も発電により熱をもっていますので、雪が解けやすく落ちやすくなっています。一定の積雪があっても、その後の天気の回復により収益の源泉となる発電が可能となる設備になっています。
一方で沖縄は強風という面で対策が必要になります。積雪という心配はありませんので、支柱を地中深くして、かつ高さを低くするなどの対策を行っています。

このように、各地域において事前に検証することで、地域に合った設置対策を行っています。いちごグループ内には1級建築士も多く在籍していますので、メガソーラーの設計や設備の調達、建築を手がけるEPC(※)会社と構造計算を含め、お互い納得いく形で堅固なものを作っています。

それを30数箇所管理しているオペレーターがいちごECOエナジー株式会社です。北海道から沖縄までの管理を行い、知見を積みながらオペレーションを行っています。30数箇所のメガソーラーを管理している会社は多くないと思います。

そのような理由から運営面を見ていただいても安心と言えるのではないかと思います。

※EPC:設計(Engineering)・調達(Procurement)・建設(Construction)

いちごグリーンでは、いちごが保有する売電開始済の32発電所のうち、13発電所を取得し、資産規模は100億円程になります。パネル出力では25.8MW(メガワット)になります。大体1MWは大人の野球場全面にパネルを敷き詰めたものと想像して頂ければと思います。

発電所は1年以上の安定稼動を確認できたものをポートフォリオの組み込み対象にしています。
やはり施設を開発したとしても、土地の気候などに左右されることがあるため、1年間安定的に稼動したことを確認したうえで取得することで、投資主の皆様に安心して投資いただけるものと考えています。

いちごグリーンでは、さまざまな面で安定的な運用、長期運用というのを重要視しています。

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