今回は、スターアジア投資顧問株式会社 加藤 篤志氏に業界動向やファンドの特徴に関してインタビュー形式でお話していただきました。
現在の市況が強いことは間違いないと考えています。これがピークか否かは断言しにくいのですが、現状、投資家の物件取得意欲は強く、需給はタイトな状況が継続しています。レンダーも新規貸出しには一部慎重な姿勢が見られるものの、急速に与信を絞ったり融資を引き上げたりする事例は私の知る限りでは見当たりません。このことから、次の調整期まではまだ時間があるという考えです。
米国及び欧州での金融政策の緩和姿勢からの転換が始まったものの、投資資金は潤沢な状況が続いており、現在のオフィスやホテルといった不動産の価格が実需や収益力を反映したものであると考えられること、不動産投資家の裾野が拡大してリスク・リターン観の多様化が進んでいることを踏まえると、調整期に入ってもそこまで大きな値崩れは生じないのではないでしょうか。
当初は賃貸市場の需給が緩み、賃料が下落する可能性が取り沙汰されていました。しかしながら、最近では、グローバルな景気拡大を受けて日本企業の業績が好調を維持していることもあり、市況に大崩れをもたらすことなく乗り越えられるという見方が多いのではないでしょうか。
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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