個別レポート報告
マーケットカタリストとしてメディアでも活躍中の櫻井英明氏を座長に、以下の錚々たる演者が様々なキーワードからJ-REITや取り巻く環境について切り込んでいきました。ここでは取り上げられたキーワードとそれに対する各演者の方々の意見をご紹介したいと思います。
演者(カッコ内は資産運用を担当している投資法人)
・吉川健太郎氏
東急コンフォリア投信株式会社(コンフォリア・レジデンシャル投資法人) 財務部長
・加藤篤志氏
スターアジア投資顧問株式会社(スターアジア不動産投資法人) 代表取締役社長
・菅沼通夫氏
三井物産・イデラパートナーズ株式会社(投資法人みらい) 代表取締役社長兼CEO
・堀野郷氏
森トラスト・アセットマネジメント株式会社(森トラスト総合リート投資法人) 代表取締役社長
・藤原寿光氏
ラサールREITアドバイザーズ株式会社(ラサールロジポート投資法人) 代表取締役社長
キーワード1「トランプショック」
――菅沼通夫氏
トランプ政権自体については発足直後でわからないことも多いが、足元で米国経済が好調なこと、為替相場がドル高円安にあることは日本の輸出企業にとって追い風だろう。これが間接的ではあるがオフィス需要の盛り上がりに繋がってくるのではないか。
――堀野郷氏
支持層や反対派の動向を考えるとトランプ大統領の発言が大人しくなることはないだろう。もし従来の発言に反するような事実が出てきたら、彼は一気に手のひらを反して主導権を握り続けることを優先するのではないか。
したがって金融市場は大統領発言に振り回される変化の激しい局面が続くと見られるが、そんな局面では徹底的に守りを固めるか、大穴を狙った大胆な攻めが奏功する。一番失敗するのが守りも攻めも中途半端というパターン。
J-REITについては「安定」を求める投資家が多いのでここは守りをまず固める局面だろう。
――藤原寿光氏
市場のボラティリティが高い状態が続くと見ている。その中で、収益の安定性に優れた不動産やJ-REITが安全資産として投資家に見直される展開を期待したい。
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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