今回は、みずほリートマネジメント株式会社 橋本 幸治氏に業界動向やファンドの特徴に関してインタビュー形式でお話していただきました。
成長戦略の基本方針として掲げた「分配金の成長」や「ポートフォリオ」「財務構造」の改善は一定の成果を挙げましたが、まだ改善の余地はあると考えています。
まず分配金については、2018年8月期に1口当たり6,500円(年間13,000円)水準の達成が視野に入ってきましたが、そこに甘んじず、良好な稼働や賃貸 ニーズを活かして内部成長等にも取組み、更なる上昇を目指していきます。
ポートフォリオの質的向上については、決してやさしい取得環境ではありませんが、財務状況にも目配りしながら「規律ある外部成長」を守って、ポートフォリオの質・量両面での強化にも取り組んでいきます。
量としてはまず資産規模1,000億円、中期的に2,000億円という目標を掲げていますが、資産規模1,000億円の達成については、現在パイプラインが2物件計約200億円あるので達成は十分に射程距離圏内だと考えています。
みずほリートマネジメントを含めたみずほリアルティOneグループには、ゼネコンや設計事務所出身者など、特に不動産のハード面に強い人材が多くいます。これを活かし、ハード面のプロフェッショナルであるファシリティマネージャーとアセットマネージャーが常に連携し、各物件の課題を踏まえたリニューアルや戦略的バリューアップを実践しています。
その具体的な取組が新たに立ち上げた「ONEST」ブランドへの取組みです。 これは入居テナントの「安心」「快適」「便利」を実現するために制定したスペックに則って改修、投資を行うことで高稼働を維持し、将来に備えて競争力を高めることを狙っています。
このスペックを採用した第1号案件が「ストークビル名古屋」なのですが、これに留まることなく「ONEST」ブランドを広く浸透させ、物件の魅力や競争力を磨いていきたいですね。
国内の機関投資家・個人投資家だけでなく海外投資家に向けても積極的にIR活動を行っています。特に個人投資家には当リートの保有投資口数の4割近くを保有していただいている一方、「Oneリート」がみずほ信託銀行をスポンサーとするリートであることがまだまだ十分認知されていないとも感じています。
運用会社の社名も「みずほリートマネジメント」となりましたので、様々な場面で情報を発信し、「Oneリート」がみずほ信託銀行をスポンサーとするリートであること、そしてスポンサーの変更を契機としてダイナミックな変貌を遂げつつあることをアピールしていきたいですね。
今回インタビューにご対応いただきましたみずほリートマネジメント株式会社 橋本 幸治様です。
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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