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2018年12月03日

J-REITファン2018秋

J-REIT、インフラファンドのIR祭り

続いて総合型J-REITからはオリックス不動産投資法人とスターアジア不動産投資法人の講演内容等をご紹介したいと思います。

オリックス不動産投資法人は上場が2002年6月。今回のイベントに参加したJ-REITの中では最古参の銘柄です(総合型J-REITとしても初上場の銘柄)。
講演では、長きにわたるトラックレコードの中でも特に過去5年の分配金成長率がJ-REIT平均を上回って推移していること、投資口価格も東証J-REIT指数を上回るパフォーマンスを示していることが説明されていました。
今後の運用戦略ついては、資産規模6,698億円のポートフォリオの収益性を更に磨くため、物件入替の推進と内部成長に軸足を置く方針を示しました。
特に内部成長については、資産運用会社の中にプロパティ・マネジメント部門を擁していることがテナントからの情報収集といった面で有利に働いてきそうです(殆どのJ-REIT資産運用会社では、プロパティ・マネジメント業務は外部企業に丸ごと委託している)。

スターアジア不動産投資法人は取引の活発なミドルサイズ・アセットを中心に、オフィスや住居、ホテル、物流施設等多様なアセットタイプを組み込んだポートフォリオを運用しています。
債券ファンドから始まったスターアジアグループをスポンサーとしており、そうした背景からかメザニンローン債権への投資等、通常のREITでは見られない手法も採用しながら収益性の向上を図っています。
講演内容についても、分配金だけではなく投資口価格も考慮したトータルリターンで運用成績を示すといったように他J-REITにはない特徴が見られました。
今後については、東京圏に流入する学生や留学生を対象とする学生マンションといった非従来型の資産の組入も進めながら2020年を目途に資産規模2,000億円(取得価格ベース)を目指すとしており、学生マンション以外にもどのような非従来型資産がポートフォリオに加わってくるか注目が集まります。

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決算発表動画
物件取得価格ランキング
1 新宿三井ビルディング 1,700億円
2 飯田橋グラン・ブルーム 1,389億円
3 六本木ヒルズ森タワー 1,154億円
4 汐留ビルディング 1,069億円
5 東京汐留ビルディング 825億円
株価値上り率ランキング
1 オリックス不動産 +0.79%
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