(2022/04/15)
サンケイリアルエステート投資法人が、第6期(2022年2月期)決算を発表した。 第6期は、投資口の追加発行を行い「品川シーサイドTSタワー」の追加持分等、オフィスビル4物件を取得した。期末稼働率は99.1%と前期比0.9%上昇した。新規物件の収益が寄与し、前期比37.2%増益。投資口数が30%増加するも、1口当たり分配金は2,979円と前期比4.1%増となった。 期末のポートフォリオは14物件、資産規模は966億円、有利子負債比率は47.5%。 第7期(2022年8月期)は、旗艦物件である品川シーサイドTSタワーの主要テナントであるソニーグループが3月末に7フロア解約し、期末稼働率は94.3%と前期比4.8ポイント低下する想定。これにより賃貸収入は減少するが、品川シーサイドの解約違約金収入発生により、前期比4.7%増益となり、1口当たり分配金は3,120円となる見通し。 第8期(2023年2月期)は、期末稼働率92.9%を想定する。前期の解約違約金収入がなくなることや、稼働率低下に伴う減収により、前期予想比28.3%減益を見込み、1口当たり分配金は2,239円となる見通し。 なお、2023年3月末にはソニーグループが14フロアを追加解約する予定。りんかい線品川シーサイド駅直結の好アクセスや、都心・品川エリアと比較した割安な賃料水準を強みにリーシングを進める方針。
第6期実績 | 第7期予想 | 前期比 | 第8期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 2,778百万円 | 2,996百万円 | 7.8% | 2,772百万円 | ▲7.5% |
当期利益 | 1,391百万円 | 1,457百万円 | 4.7% | 1,045百万円 | ▲28.3% |
1口当たり分配金 | 2,979円 | 3,120円 | 4.7% | 2,239円 | ▲28.2% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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