(2024/04/15)
サンケイリアルエステート投資法人が、第10期(2024年2月期)決算を発表した。 第10期は、総合型REITへ転換することを公表し、物件入替えを行った。「ホテルインターゲート京都四条新町」等ホテル3物件を取得する一方、「ブリーゼタワー」「品川シーサイドTSタワー」の残持分を売却した。これによりブリーゼタワーの売却益5,417百万円が発生したが、品川シーサイドTSタワーの売却損5,060百万円や、売却した物件の収益減少により、前期比8.2%減益となり、1口当たり分配金は2,221円となった。 期末のポートフォリオは16物件、資産規模(取得額合計)は860億円、有利子負債比率は47.9%。 第11期(2024年8月期)は、「S-GATE日本橋本町」の追加持分と「ベッセルホテルカンパーナすすきの」を取得。これにより賃貸収益は増加するが、物件売却益の減少により、前期比0.6%減益を見込み、1口当たり分配金は2,208円となる見通し。 第12期(2025年2月期)は、第11期に取得する物件の通期稼働により、前期予想比0.4%増益を見込み、1口当たり分配金は2,217円となる見通し。 ポートフォリオの入替えに伴い、オフィスの投資比率は60%へ低下した。 引き続き物件入替えによってポートフォリオの質を強化する方針。オフィスの投資スタンスは、従来の「近・新・大」から「近・新・中又はハイスペック」へ変更する。
第10期実績 | 第11期予想 | 前期比 | 第12期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 7,778百万円 | 2,404百万円 | ▲69.1% | 2,442百万円 | 1.6% |
当期利益 | 1,037百万円 | 1,031百万円 | ▲0.6% | 1,035百万円 | 0.4% |
1口当たり分配金 | 2,221円 | 2,208円 | ▲0.6% | 2,217円 | 0.4% |
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1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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